故人見送る精霊流し 「3密」回避 参加4割減 長崎

西日本新聞 社会面 西田 昌矢

 初盆を迎えた霊を精霊船に乗せ、爆竹などでにぎやかに送り出す長崎の風物詩「精霊流し」が15日夜、長崎市中心部などであった。今年は「3密」回避のため少人数で引く船も目立ち、警察に申請が必要な長さ2メートル以上の船は昨年より4割少ない520隻だった。

 江戸時代に死者への供物を小船に乗せて川に流した行事が由来とされる。市内の船が集まる「流し場」前では、爆竹や鐘の音が鳴り響き、大勢の見物客が見送った。

 長崎県被爆者手帳友の会の元会長で、昨年7月に83歳で亡くなった井原東洋一さんの遺影も地元自治会が引く「もやい船」に飾られた。長男和洋さん(62)は「生前は忙しかった人なので、極楽浄土で母と仲良く暮らしてほしい」としのんだ。 (西田昌矢)

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