「福岡応援ソング」松隈ケンタさんら40組参加 コロナ禍の音楽業界支援へ

 コロナ禍でも音楽都市・福岡の火を絶やすまいと、地元ゆかりのミュージシャンやタレントが「応援ソング」を制作するプロジェクトがスタートした。音楽プロデューサー松隈ケンタさん(40)を中心に、総勢約40組、50人以上が参加。全員がボランティアで、楽曲配信などによる収益は新人ミュージシャンの育成などに充てる。

 福岡では毎年9月を「福岡ミュージックマンス」として、福岡市などの5会場で大規模ライブを行っている。今年は中止を余儀なくされたが、総合プロデューサー深町健二郎さん(58)が呼びかけ、小規模ライブなどを行う「ミュージックアクション福岡」を企画している。

 松隈さんは、人気グループ「BiSH(ビッシュ)」、柴咲コウ、中川翔子など多くのアーティストを手掛けてきた。久留米市出身で、2年前に東京から福岡市に移住した。

 楽曲を録音するエンジニアは、ももいろクローバーZ、BABYMETAL、KEYTALK、氣志團など100組以上を担当した戸田清章さん(42)。岡山県出身で、5年前から福岡市に拠点を移した。

「応援ソング」を収録するエンジニアの戸田清章さん(手前)

 作詞は松隈さんと深町さん、作曲は松隈さんが担当。「僕らの生まれたこの街には 愛と歌声があふれているよ」という歌い出しに、福岡の先輩ミュージシャンへの敬意を込めた。激しい中にも温かさがある曲で、福岡発祥の「めんたいロック」を思わせる。楽曲は、9月1日にインターネット上で発表する。

 市内で15日に行われたレコーディング初日には、HKT48から3人(坂本愛玲菜、秋吉優花、豊永阿紀)、芸人のゴリけん、波田陽区、斎藤優(パラシュート部隊)らが参加した。豊永さん(20)は「なかなか音楽が身近に感じられない今だからこそ、一丸となって福岡をもっと盛り上げていけるようにと歌いました」。松隈さんは「ミュージシャンを目指す若者たちを元気づけたい」と語った。

 「ミュージックアクション福岡」では、9月の1カ月間、毎日、どこかのライブハウスで音楽関連イベントを開く予定。感染防止対策として入場を定員の半数に限定しており、運営経費を補うためのクラウドファンディングを実施している。サイトはこちら

(加茂川雅仁)

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