国道210号が全面再開 大分・日田市天瀬で応急復旧

西日本新聞 大分・日田玖珠版 鬼塚 淳乃介

 7月の記録的豪雨による被害で通行できなくなっていた国道210号の大分県日田市天瀬町赤岩-玖珠町山浦間の応急復旧工事が完了し、17日朝に通行止めが解除された。これで道路陥没など多くの被害が出た県内の国道210号は、41日ぶりにすべて通行可能となった。

 国土交通省大分河川国道事務所によると、日田市と由布市を結ぶ国道210号では、57カ所で道路陥没や土砂崩れなどを確認。日田市川下-玖珠町戸畑(30・7キロ)、九重町粟野-由布市湯布院町川北(19キロ)などが全面通行止めになった。

 九重町の水分峠付近では、大分自動車道ののり面が幅約30メートルにわたって崩落。土砂が下を走る国道210号に流出したほか、由布市湯布院町などでは国道210号沿いの河川の影響で、道路の擁壁が崩れて土砂が流れ出して道路が陥没するケースが相次いだ。

 この日通行止めが解除された区間も、道沿いを流れる玖珠川が増水した影響で道路の擁壁が削られて道路が約90メートルにわたって陥没した。同事務所などは24時間体制で復旧工事を行い、片側交互通行の規制付きで17日の通行止め解除にこぎ着けた。

 復旧を聞いて訪れた大分市の公務員男性(47)は「(近くの)慈恩の滝と桜滝に行くためによく使っていた。すごくうれしい」と笑顔。国道210号の開通により、NEXCO西日本は、代替路として大分自動車道の杷木(福岡)-湯布院間で実施していた通行料の無料措置を終了した。

 一部では片側交互通行が続くなど、記録的豪雨の傷痕は深く、同事務所は「本復旧に向けて全力で取り組んでいく」としている。

(鬼塚淳乃介)

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