米民主、ウィスコンシン州で党大会 17日開幕、異例のオンライン開催

西日本新聞 国際面 田中 伸幸

バイデン氏、20日に指名受諾演説

 【ワシントン田中伸幸】米民主党は17日(日本時間18日)から4日間の日程で、中西部ウィスコンシン州ミルウォーキーを拠点に党大会を開く。11月3日の米大統領選での政権奪還を目指し、バイデン前副大統領(77)が大統領候補として正式に指名されるが、新型コロナウイルス禍を理由にバイデン氏ら党主要メンバーは現地入りせず、演説などほとんどの内容をテレビやオンラインでの中継で行う異例の大会となる。

 共和党は24~27日、同州などとともに大統領選の激戦州と位置付けられる南部ノースカロライナ州を拠点に、同じくオンライン中心の党大会を開き、トランプ大統領(74)が大統領候補に指名される。2カ月半後に迫る選挙に向け、接戦が予想される両陣営の戦いが本格化する。

 民主党は当初7月に予定していた党大会を、新型コロナ禍の影響で延期していた。ウィスコンシン州は長年、大統領選では民主党の地盤だったものの、前回2016年の選挙で共和党のトランプ氏が勝利。巻き返しを図る民主党は同州で党大会を開き、数千人の党員ら大観衆の前で決戦ムードを高めるイベントを想定していたが、バイデン氏や、副大統領候補に指名されるハリス上院議員(55)の演説の現地開催を断念するなど、大幅な変更を余儀なくされた。

 3度目の挑戦で初めて大統領候補に指名される中道派のバイデン氏は、20日に指名受諾演説を予定している。格差是正など抜本的な改革を求める左派との路線対立を抱える中、トランプ氏の再選阻止へ党内の団結や社会の融和を訴える見通しで、オバマ前大統領夫妻など党主流派のほか、最左派を代表するサンダース上院議員や若年層に人気のオカシオコルテス下院議員らも演説する。ただ、オンラインでの大会で政権奪還に向けた機運をどれだけ高められるかは不透明だ。

 一方、トランプ氏は民主党大会初日の17日にウィスコンシン入りし選挙活動を計画。「政権交代を許せば米国経済が大打撃を受け、増税が待ち構えている」などと主張するとみられる。

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