【動画あり】豊肥線が復活! 阿蘇の大地を抜け九州横断 鉄道記者のマニアックな旅

西日本新聞 中原 岳

 熊本地震で寸断され、肥後大津(熊本県大津町)-阿蘇(同県阿蘇市)間の不通が続いていたJR豊肥線。今月8日、4年4カ月ぶりに全線での運行再開を果たした。熊本駅と大分駅を結ぶ全長148キロ。阿蘇の大地を横断し、車窓や沿線の見どころは数多くある。復活した豊肥線を早速乗り通してみようと、復旧後最初の休みとなった11日、九州横断の旅に出かけた。

 博多駅午前8時52分発の九州新幹線「つばめ315号」に乗車。JR九州が導入した800系だった。外はあいにくの曇り空。新玉名駅付近では激しい雨に見舞われ、窓に大粒の雨が打ち付けた。山の天気は変わりやすい。阿蘇を通るころには回復してほしいと願った。

800系新幹線で熊本駅に着いた

 約50分で熊本駅に到着した。在来線ホームでは、宮地行きの特急「あそ1号」が出発を待っていた。いよいよ豊肥線の旅が始まる。

 車両は国鉄時代末期に登場したキハ185系だった。当初は四国を走っていたが、一部をJR九州が購入。ディーゼル特急の主力として活躍を続けている。

 今回の旅では、JR九州が豊肥線の全線再開に合わせ、9月末までの期間限定で発売した「スイッチオン!豊肥本線フリーパス」(大人3千円、子ども500円)を利用。3日前までに購入すれば、熊本-大分・別府間の特急列車自由席と普通列車が、曜日に関係なく1日乗り放題になる便利な切符だ。

熊本駅の在来線ホームでは、特急「あそ1号」が発車を待っていた

 「あそ1号」は定刻の9時51分に熊本駅を発車。肥後大津駅を過ぎると、阿蘇の外輪山がいよいよ目の前に迫ってきた。

 ちなみに、同駅の一つ大分寄りの駅名は「瀬田」。熊本県大津町にある。滋賀県の東海道線にも同名の瀬田駅があり、こちらは大津市に所在している。前者は「おおづ」、後者は「おおつ」と読みは違うが、日本に二つしかない瀬田駅が、どちらも「大津」という場所にあるのは面白い。

 「あそ1号」は瀬田駅をゆっくりと通過。外輪山の切れ目に向かって、坂をどんどん上っていく。立野駅には10時31分に着いた。

 

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