福岡県糸島市の市民団体「いとしまハローピースアクト」は毎年…

西日本新聞 社会面 竹森 太一

 福岡県糸島市の市民団体「いとしまハローピースアクト」は毎年8月6日の広島原爆の日、子どもたちと一緒に作り上げる「平和劇」の公演を続けてきた。17年目の今夏はコロナ禍で大ホールでの舞台は中止に。それでも、過去の活動を動画やパネル展示で伝える「平和の夕べ」を代替で開催。平和を願うメッセージを発信した。

 「未来へ語り継ぐ活動を途絶えさせたくない」との思いから、戦後75年の節目も「継承」の取り組みを何とか続けることができた。その場には、小学1年で第1回公演の舞台に立ち、高校2年まで参加した福岡教育大4年、伊藤歩佳さん(23)の姿もあった。

 久しぶりに、被爆地でのフィールドワークや舞台で指導を受けた団体関係者と顔を合わせた伊藤さん。「子どもたちが直接、戦争体験を聞けない時代がくる。私たちの世代が伝えていかないと」。教員を目指す立場で、決意を語ってくれた。 (竹森太一)

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