広報誌互いの観光地特集 県境越え連携 那珂川市と吉野ケ里町 

西日本新聞 ふくおか都市圏版 上野 洋光

 屋外レジャー施設などPR

 県境で隣り合う福岡県那珂川市と佐賀県吉野ケ里町は、それぞれの広報誌8月号で互いの観光地を特集した。両市町は昨夏に観光振興連携協定を締結。広報誌で相互に情報発信することで、脊振山系のアウトドアスポットを県境を越えてPRし、交流人口を増やすのが狙いだ。

 那珂川市は見開きで「特集 那珂川×吉野ケ里」を掲載。大型アウトドアパーク「アドベンチャーバレーSAGA」のほか、吉野ケ里歴史公園や道の駅、温浴施設など吉野ケ里町の観光スポットを紹介した。市内の「五ケ山クロスベース」から、車での所要時間も載せた。

 吉野ケ里町は4ページの特集。両市町で発足させた観光広域連携プロジェクト会議の取り組みのほか、那珂川市の中ノ島公園や五ケ山クロスのバンガローサイトなどを地図や写真で紹介した。

 自然や歴史豊かな両市町は、国道385号と東脊振トンネルで結ばれている。2018年3月の五ケ山ダム完工をきっかけに観光情報発信やイベント開催で協力することを定めた協定書に昨年7月に調印した。

 今年3月には観光ガイドブック「まるっと那珂川・吉野ケ里」(税別千円、文栄出版社)を共同発行。コロナ禍で屋外レジャーが注目される中、両市町は県境を越えた広域情報を発信することで誘客に力を注ぐ。

 今回の広報誌の特集は、それぞれの地元住民の交流を増やす試み。那珂川市の担当者は「互いの良いところを知り、地域全体の魅力をPRしたい。周遊することで滞在時間が増え、地域経済も潤えば」と期待する。両市町は今後も観光スポットを掲載するマップ作成などで協力するという。 (上野洋光)

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