『海洋プラスチック ごみ問題の真実』 磯辺篤彦 著

西日本新聞 くらし面

 わが国で年間約900万トンが廃棄されるプラスチックごみ。再利用や焼却処理されないものは環境中に流出しているという。九州大教授で海洋物理学者の著者は、長年にわたる海洋ごみの調査・研究を基に、汚染の現状やプラスチックの微細片(マイクロプラスチック)の実態、生物への影響などを詳細に伝える。中でも、50年後のマイクロプラスチックの海洋分布を予測した図は衝撃的だ。身近な海がマイクロプラスチックに覆われる未来で人々は何を思うのか。レジ袋有料化だけでは追いつかない問題だと痛感させられる。(化学同人・1650円)

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