豪雨被害の社協中津江支所、上津江に機能移転「地域福祉支え続ける」

西日本新聞 大分・日田玖珠版 吉田 賢治

 7月の記録的豪雨で、大分県日田市中津江村栃野の市社会福祉協議会中津江支所は、車両7台と共に完全に土砂に埋まった。現在は上津江支所に機能を移し、リース車両を使って介護保険事業などを継続している。

 社協によると、現地にはデイサービスなどを行う「総合福祉センター」のほか、居住や食事を提供する「高齢者生活福祉センター」、高齢者の相談窓口などがある「津江老人福祉センター」の3棟があり、いずれも社協中津江支所が運営していた。土砂崩れ前に利用者や職員ら15人は避難して人的被害はなかったが、3棟とも全7台の車両とともに埋まり、復旧のめどは立っていない。

 支所の事務所は総合福祉センター内にあり、訪問介護やデイサービスなどの介護保険事業は、約20人の高齢者が利用していた。現在はリース車両4台や他支所からの応援車両を使い、支所から車で5分ほど離れた上津江支所に高齢者を送迎している。大きな混乱はないが、中津江支所に入れないため、資料を取り出せないなどの不便さがあるという。

 20日は同市の建築設計事務所・ヒグチ設計(樋口健一郎代表取締役)から、豪雨災害の復興に役立ててほしいと軽自動車2台(計200万円相当)の寄贈を受けた。上津江支所と、被害の大きかった天瀬地域にある天瀬支所に各1台を配備する。社協は「大変ありがたい。地域福祉を支える努力を続けたい」としている。

 (吉田賢治)

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