「2次会解禁」 協力要請の効果を問う声も 

西日本新聞 社会面 平峰 麻由 笠原 和香子 井崎 圭

福岡県要請解除夜の街は…

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、飲み会や会食を2時間以内の1次会だけに控えてほしいとする福岡県の協力要請が22日、解除された。人出が戻ることへの期待がある一方、飲食店関係者からは「夜の街を避けるような空気は変わらない」と諦めに似た声が聞かれた。

 北九州市小倉北区の繁華街のバーを訪れた同市の会社経営の男性(35)は「バーは情報交換の大切な場。店の売り上げが上向くといいですね」と歓迎。福岡市・中洲で「クラブ清永」を経営する清永麻奈未さん(44)も「解除されたから来たというお客さまもいた。客足が少しでも戻ってくれれば」と期待する。

 一方、2次会以降の利用が多い飲食店からは、解除後も客が戻らないことへの不安が漏れた。

 福岡県久留米市の繁華街のラウンジで働く女性従業員は「『夜の街には行かない』という雰囲気は変わらない。心なしか、お客さんの滞在時間も短くなった」。小倉北区のバー経営大石幸弘さん(43)は「バーは感染しやすいといったイメージが定着し、今後も客足は遠のくだろう」と話した。テーブル席にパーティションを設けるなどの対策に努めるが、8月の客入りは例年の半分以下という。

 県内の感染者は7月中旬から急増し、8月上旬まで100人を超える日が相次いだ。酒を伴う飲食店を中心に感染拡大したため、県は8~21日は2次会以降は控え、店側には滞在が2時間以内になるよう求めた。

 久留米市のラウンジの常連男性(53)は「2時間の接触だと感染しないのか。2週間の要請で本当に効果はあったのか。きちんと説明してほしい」と注文をつけた。 (平峰麻由、笠原和香子、井崎圭)

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