忠吉一門の「肥前刀」魅力体感 佐賀県立博物館・美術館で40点展示

西日本新聞 佐賀版 米村 勇飛

 佐賀藩の御用刀鍛冶、忠吉(ただよし)一門が作った「肥前刀」の歴史と魅力を伝えるコレクション展「肥前刀のいろは」が、県立博物館・美術館(佐賀市城内1丁目)で開催している。安土桃山時代の古刀から明治時代までの肥前刀や鐔(つば)など約40点を展示。刀剣になじみのない人にも楽しんでもらおうと、刃先の模様「刃文(はもん)」の鑑賞ポイントを詳しく解説している。

 肥前刀は、江戸時代に忠吉一門を中心とした刀鍛冶が佐賀で制作した刀。刀に現れる端正で細かい鋼の文様は、肥前刀の特徴で「肥前肌」とも呼ばれる。一門の技術力は高く評価され、初代忠吉は切れ味や技術で番付を付ける当時の専門書で最高の「最上大業物(さいじょうおおわざもの)」の評価を受けた。

 会場では、歴代忠吉や分家の正広などの作品を展示。刃文が波打つ「乱刃(みだれば)」から真っすぐの「直刃(すぐは)」中心のものへと移り変わる、初代忠吉の作風の変化も感じられる。阿部大地学芸員は「刃文を見どころの一つとして、肥前刀の技術を見てほしい」と話している。

 9月13日まで。8月30日午前10時半と午後1時半からは、阿部学芸員によるギャラリートークがある。観覧無料。原則月曜休館。問い合わせは県立博物館・美術館=0952(24)3947。 (米村勇飛)

佐賀県の天気予報

PR

佐賀 アクセスランキング

PR

注目のテーマ