商店街の担い手育成へ 9月から6回講座、ネットで受講も 直方市

西日本新聞 筑豊版 安部 裕視

 福岡県直方市は、中心市街地の活性化に向け、9月から「まちづくり・にぎわいづくりの担い手」を育てる事業に取り組む。商店街再生や多業種経営、ビジネス支援などの専門家らを招いた講座「エンボるスクール」を開講し、遊休物件を活用した起業・創業に導くことを狙う。28日まで受講者を募集している。

 中心市街地の活性化は、大塚進弘市長が昨春の初当選時から掲げている優先施策。市によると、中心市街地の古町、須崎町、明治町、殿町の各商店街の空き店舗率は2019年度の調査で34・8%。市は担い手育成事業に先立ち、本年度から空き店舗や空き家について、持ち主や物件の広さなどの情報収集やリノベーション(改修・再生)先の選定を進めている。

 担い手育成事業は、市や商店街などでつくる株式会社「まちづくり直方」(社長・谷弥壽彦直方商工会議所会頭)に委託。「受講者の『やりたいこと』を具現化し、ビジネス(円)や人との『縁』を掘り起こす」という意味を込めた「エンボるスクール」を通じ、ビジネス創出を支援する。

 会場は古町商店街のレンタルスペース&バー「Bouton」。経営者の清水舞子さんが2018年4月、空き店舗をリノベーションして開いた。店で同様の講座を開いて築いてきた専門家との人脈や起業経験を活用、清水さんが「まちづくり直方」に加わり、サポートする。

 講座は9月17日~11月26日隔週木曜の計6回で、毎回午後7時~9時。北九州市の建築設計事務所「タムタムデザイン」代表の田村晟一郎さんがメンター(指導・助言役)を務め、宮崎県日南市の油津商店街再生事業を手掛けた木藤亮太さんらが「事例を学ぶ」「マインドを固める」などのテーマで講義する。

 ビデオ会議システム「zoom(ズーム)」でのオンライン受講も可能で、定員は12人程度。受講料は1万8千円(税込み)。 (安部裕視)

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