本の世界を絵にしよう 読書感想画にこども記者が挑戦、作品募集中

西日本新聞 こども面

 読んだ本の世界をイメージして絵にする「西日本読書感想画コンクール」(九州・山口各県学校図書館協議会、西日本新聞社など主催。ENEOS特別協賛)。審査委員長の滝純一さん(画家)のアドバイスを参考に、こども記者らが描いた作品を本人のコメント付きで紹介します。

<滝さんが選んだ1枚「大胆な構図がいい」>

自然に囲まれた山の学校の風景をいている。木々の色や筆づかいにもがあり、画面に感がある。詩的なを感じさせるいい作品だ。

「花いっぱいの学校」

■作品名「花いっぱいの学校」書名「ぼくとおじさんと山の学校」(国土社)

作者:篠市・小5) 「山の中の学校にひかれた。木をちょんちょんぬりで細かくたくさんき、より山に見えるようにした」

「大切なものはひまわりに…」

■作品名「大切なものはひまわりに…」書名「フラダン」(小峰書店)

作者:坪根未来(福岡県福津市・中1)「東日本大震災の物語。大切なものや気持ちは踏みつけにされても心の中にひまわりとして残ると表現した」

「やさしい目」

■作品名「やさしい目」書名「ロバのジョジョとおひめさま」(徳間書店)

作者:山崎湊斗(福岡県糸島市・小2)「スポンジとタワシをつかってポンポンと色ぬりをした。おひめさまのよこがおはむずかしかった」

「夕日の下でかえるつり」

■作品名「夕日の下でかえるつり」書名「あぐり☆サイエンスクラブ:春」(新日本出版社)

作者:樋口空良(福岡県大野城市・小6)「主人公を私にしてかえるをつるところを、足の位置など自分でポーズを取って描いた」

「カラフル のら号」

■作品名「カラフル のら号」書名「空飛ぶのらネコ探検隊 キジムナーと乗っ取られたのら号」(文溪堂)

作者:時鳥翔馬(福岡県宗像市・小5)「のら号はカラフルに明るく、入道雲ははくりょくがあるように描いた」

「自然の力」

■作品名「自然の力」書名「ぼくと賢おじさんと山の学校」(国土社)

作者:野口明香里(福岡市・小6)「自然の中で明るくなる主人公の心を新芽で表現。色はほとんど指でぬり、味を出した。こどもの表情も見てほしい」

「楽しいガチャガチャ」

■作品名「楽しいガチャガチャ」書名「きょだいなガチャガチャ」(教育画劇)

作者:野口笑里(福岡市・小3)「絵を見る人が元気いっぱいになれるようにカラフルにした。自分が物語の中に入ったらと考えながらかいた」

「キジムナー」

作品名「キジムナー」書名「空飛ぶのらネコ探険隊 キジムナーと乗っとられたのら号」(文溪堂)

作者:土居薫子(福岡県太宰府市・小5)「いろいろな生きものが出てくる面白い本。木など半分遊びながら描いた」

「ぼくのガチャガチャ」

■ 作品名「ぼくのガチャガチャ」書名「きょだいなガチャガチャ」(教育画劇)

作者:山口遼(福岡市・小3)「ぼくのガチャガチャを開けたら海の仲間たちが出たというお話を考えた。ダイバーになって泳いだよ」

「ヤマネコとしんじゅのような花」

■作品名「ヤマネコとしんじゅのような花」書名「ヤマネコとウミネコ」(理論社)

作者:時鳥愛莉(福岡県宗像市・小3)「ヤマネコのヤンとネネのしまもようをどこにかくか考えた。はなびらやおしべの形もくふうした」

「マリーナ村にいってきます」

■作品名「マリーナ村にいってきます」書名「空飛ぶのらネコ探検隊 キジムナーと乗っとられたのら号」(文溪堂)

作者:安倍陽奈(福岡市・小6)「濃淡を意識したり筆をはじいて絵具をちらすなどいろいろな絵の描き方を意識できてよかった」

「ゴギョウモチは春の味」

■作品名「ゴギョウモチは春の味」書名「あぐり☆サイエンスクラブ:春」(新日本出版社)

作者:佐藤希美(福岡市・小6)「ゴギョウやヨモギの葉のことを調べて描いた。春を感じているところを表現できたかな」

「ローズさんが見守る先には」

■作品名「ローズさんが見守る先には」書名「ローズさん」(フレーベル館)

作者:永井音花(福岡県太宰府市・中1)「ローズさんの人柄に合わせて温かい色を使った。髪や服を想像しながら描くのに苦労した」

「ローズさんを探しに」

■作品名「ローズさんを探しに」書名「ローズさん」(フレーベル館)

作者:浪内ひまり(福岡県八女市・中1)「ゆいがローズさんのことをいろいろな人に聞きに行くうちに少しずつ彼女の印象が変わっていくところを描いてみた」

「物語を変えるな!」

■作品名「物語を変えるな!」書名「炎の風吹け妖怪大戦」(あかね書房)

作者:平田桃圭(福岡市・小6)「物語が動く場面をメーンにこれから起こることを三角の中に描いた。絵をつぶれないように描くのを工夫した」

「頑張ったパン作り」

■ 作品名「頑張ったパン作り」書名「妖精のカレーパン」(金の星社)

作者:益田和佳那(福岡県須恵町・小3)「どんな色を塗ったらキレイになるか、はっきり見えるかを考えた。楽しい内容の本だったので書きやすかった」

「もどっておいで詩織」

■作品名「もどっておいで詩織」書名「フラダン」(小峰書店)

作者:山口百花(福岡市・中1)「本に出てくる花・アヌエヌエには「虹」という意味があるので画面に入れてみたのがポイント」

「名たんていダブルナンシー事件解決?!」

■作品名「名たんていダブルナンシー事件解決?!」書名「ナンシー探偵事務所」(岩崎書店)

作者:山崎陽葵(福岡県糸島市・小5)「探偵ものが好きでこの本をえらびました。大事にしたところは、たんてい風の2人の洋服です。しいなはおしゃれな服にして、おばあちゃんは茶色のトレンチコートにした」

 

「登場人物になりきろう」~西日本読書感想画コンクール審査委員長・滝純一さん

 こども記者さんの作品を見ていて、友人から聞いた話を思い出しました。

 日本を代表する彫刻の一人である石井鶴三先生(故人)が上野公園(東京)を歩いていた。なんとそれが馬の歩き方そっくりだったそうです。不思議に思った友人が後日、石井先生に尋ねると、馬の作品をどう作るか考えながら歩いていたそうで「何としても馬の気持ちをつかみたかった。だからその時の私は馬になっていたのかもしれないね」と答えたそうです。

 読書感想画のは登場人物になりきる、化身することです。どう描くか迷ったら、その人になって歌ったり、踊ったり泣いたりわめいたりすることで絵のイメージがわいてくる、ふくらんでくる。自分が主人公だと思えば、物語の世界にもっと近づくことができる。そうすることで見えてくる心の中の風景をぜひ描いてほしいですね。

 

■第64回西日本読書感想画コンクール作品学校を通じて提出■

 対象は九州・山口・沖縄各県の小中高生。指定図書の部(小中学生のみ)と自由図書の部(教科書、雑誌などは不可)がある。作品は学校を通じて提出。指定図書や画材など詳細は学校に配布する応募要項またはコンクールのホームページを参照。審査結果は2021年2月上旬、西日本新聞に掲載予定。表彰は最優秀賞(文部科学大臣賞)やENEOS賞などがある。問い合わせは西日本新聞社メディアプランニング部「読書感想画」係=092(711)5490(平日午前9時半~午後5時半)。

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