3児死亡事故14年 住民ら飲酒運転ゼロ誓う 福岡市で供養祭

西日本新聞 古川 大二 山口 新太郎

 福岡市東区の海の中道大橋で幼い3きょうだいが犠牲になった飲酒運転事故から25日、14年を迎える。3児を供養する地蔵がある妙徳寺(同区馬出5丁目)では24日、供養祭が開かれ、地元住民らが飲酒運転撲滅の決意を新たにした。

 地蔵は住民有志の寄付で事故翌年の2007年に建立。供養祭は新型コロナウイルスの影響で、例年より参加者を減らし、マスク姿の人たち約10人が手を合わせた。毎年参加している近くの松本美幸さん(78)は「いま思い出しても悲惨な事故だった。一人一人が飲酒運転をしない、と強く自覚してほしい」と語った。

 11年に福岡県粕屋町であった飲酒運転事故で高校生の長男=当時(16)=を亡くした山本美也子さん(52)も23日に寺を訪れ、地蔵に花を手向けた。山本さんは「事故を忘れないためにも飲酒運転撲滅の活動を続けていきたい」と話した。

 九州7県警によると、今年の飲酒運転事故による死者数(6月末現在)は計11人で前年同期比5人減。内訳は福岡4人、大分、宮崎各2人、佐賀、長崎、鹿児島各1人。熊本はゼロだった。飲酒運転の事故(同)は計138件(前年同期比52件減)で、福岡61件、鹿児島20件、佐賀15件、宮崎14件、熊本、大分各10件、長崎8件。福岡、長崎など5県で減っており、新型コロナの感染拡大に伴う外出自粛の影響とみられる。(古川大二、山口新太郎)

福岡県の天気予報

PR

福岡 アクセスランキング

PR

注目のテーマ