黒い雨は人ごとと思ったが

西日本新聞

 ☆原爆投下直後、広島市などに降った「黒い雨」訴訟で、国の援護対象区域外にいた原告を被爆者と認める地裁判決が出ました。

 私は当時、広島県内に住んでいましたが、原爆が投下された時は爆心地からかなり南側におり、黒い雨も浴びずにすみました。

 その体験から自分は黒い雨と無関係のつもりでした。でも、娘に「風向きが違っていたら、お母さんも浴びていたかも」と言われ、原爆を身近に感じるようになったのです。

 重苦しい気分に覆われた毎日で、操縦士の顔が見えるほどの低空飛行の敵機に追われ、泣きながら防空壕(ごう)に逃げ込んだ少女時代。こんなに平和な世の中が来るなんて。戦時下の悲惨さに比べれば、コロナで外出を自粛するぐらい…。 (福岡市城南区、女性、82)

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