【動画あり】炭鉱電車ラストラン中止 豪雨で自力走行不能に

西日本新聞 筑後版 立山 和久

ネットで車窓映像など公開

 三井化学(東京)は27日、100年超の歴史を経て5月に運行を停止した大牟田工場(福岡県大牟田市)の三井化学専用鉄道(通称・炭鉱電車)について、9月末に予定していたラストランを中止すると発表した。7月の豪雨で炭鉱電車が浸水し自力走行できなくなったという。

 炭鉱電車は計5両ある。豪雨に襲われた7月6日は線路上に2両、機関庫に3両置いており、一帯が深さ60~80センチ冠水し、川のようになったという。炭鉱電車は車輪付近のモーターが浸水して動かなくなり、今も同じ場所に置かれている。現在、機関庫内の1両を修理中だが、直るめどは立っていないという。

 大牟田工場の担当者は「新型コロナウイルスの収束状況や、炭鉱電車の今後の活用方法を考えながら、将来的にラストランと同じような催しができないか検討したい」と話す。

 一方で三井化学は、映画監督、瀬木直貴さんによる炭鉱電車の短編映像2本の公開を9月28日に予定。これに先駆け、短編映像に盛り込めなかった「マニアックなシーン」を特別編集し、動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」で順次公開している。炭鉱電車から見える工場内の風景や運転席の様子、パンタグラフ、踏切、スイッチバック、メンテナンスなどの臨場感あふれる映像が、音声とともに流れるという。

(立山和久)

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