糸島市に国際寮完成 九大留学生の生活サポート

西日本新聞 ふくおか都市圏版 竹森 太一

 福岡県糸島市が推進する「九州大学国際村構想」の第1弾事業として、学生マンションなどを手掛ける不動産賃貸業「セトル」(直方市)が糸島市泊カツラギ地区に建設していた国際寮「セトルインターナショナル」(240戸)が完成した。23日に現地で記念式典があり、九州大の久保千春学長は、留学生の生活基盤の安定につながることへの謝辞を述べ「さらに国際化を進めていきたい」と強調した。

 国際寮は鉄筋コンクリート造り6階建てで、セトルが九大周辺で展開する学生寮としては6棟目。約22平方メートルのAタイプ180戸(月額家賃3万4千円~3万9千円、風呂あり)と、約18平方メートルのBタイプ60戸(同3万円~3万3千円、シャワーのみ)を家具・家電付きで用意した(管理費5千円など別)。

 1日2食を月額2万2千円で契約できるプランもあり、対話スペースや学習室、礼拝堂も利用できる。玄関ホールの壁面には糸島産の木材でデザインした「世界地図」のオブジェを配置。22日に入居可能となり、留学生48人を含む83人が既に契約しているという。一般学生も入居できる。

 九州大は2018年、糸島半島の福岡市西区と糸島市にまたがる伊都キャンパスへの移転を完了。大学全体では約2400人の留学生が学んでいる。敷地の一部は糸島市域で、市は九大、セトル、地元金融グループと連携協定を結び、キャンパス南側で国際村を整備する構想を推進している。

 セトルは、国際寮近くに4階建てホテル(85室)を建設中で今年12月にも完成予定だが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、オープン時期はずれ込む見通し。一尾泰嗣社長は「糸島に溶け込み、夢と希望を持って、街づくりに参加していきたい」と話した。

(竹森太一)

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