「短い詩」特集(上) 子どもたちのあふれる言葉

 もの知りこどもタイムズの詩のコーナー「詩の芽」で募集した「短い詩」にたくさんの投稿がありました。キラリと光る言葉にあふれた作品を紹介します。紙面では紹介できなかった作品もどうぞ。

目かくしすいかわれるかな

(福岡市・浜中瑠生・小2)

 

つめたい

夏のプールは楽しいな

(福岡県須恵町・益田和佳那・小3)

 

なつ

あせびっちょりかくけどね

ぼくはせみとりめいじん

(福岡市・浜中圭・5歳)

 

なわとび

ふつうにとんだら22回

ほんきでとんだら150回

(福岡市・源城遥南・6歳)

 

せみの鳴き声

せみの鳴き声はうるさいけれど

それもいい 夏だから

(福岡県宗像市・池上結衣・小5)

 

あめのひ

あめのひは

そとであそべない

ああくやしいな

(福岡市・肥後橋涼香・5歳)

 

こわいねこ

おつかいのとちゅう

こわいねこ発見

にげろ

(福岡市・森希美・小3)

 

ひまわり

今は夏

ひまわりかがやき

たいようだ

(福岡市・森田奈桜・小5)

 

せみ時雨が始まった

金の光を身にあびて

夏のせみの合唱会

(福岡県須恵町・益田華那・中2)

 

なつ

ひまわりいっぱい

むしたちいっぱい

うれしいね

(佐賀県みやき町・山口滉太・5歳)

 

ますく

よごれたのはね

ぼく そーす すきやけん

ますく つけたまま

おさらなめたからだよ

(福岡市・井上恭助・5歳)

 

ドア

ドアってさいきょうやね

だってドアってあけたら

つぎのばしょにいくじゃん

だからすごいね

(福岡県篠栗町・中田晴也・小1)

 

たのしいいちねんせい

がっこうでげんきにあそべる

たのしいな

みんなでべんきょう

たのしいな

(福岡市・吉村珠李・小1)

 

せんたくき

ゴーゴーゴーとうなってる

服をきれいにしてくれる

毎日毎日

おつかれさん

(福岡市・肥後橋春香・小3)

 

アサガオ

アサガオがさいた

さわやかな朝に

ガラスごしに

おはようとつぶやく

(佐賀県太良町・田中かのん・小4)

 

山のちょうじょう

山のだれかがよんでいる

だからわたしは行く

わたしをよぶのはだれ?

とうとうついたやまのてっぺん

よんでいたのは山の虫

(福岡市・平野優衣・小3)

 

楽しい日

楽しみは

家にかえって

よるのこと

ウノをしてから

自由時間

(福岡市・岩下千紗・小3)

 

けん玉合唱団

大皿・中皿トントントン

中皿・小皿トントントン

大皿・小皿トントントン

最後にけん先トンシュッスパッ

楽しい楽しい合唱団

(福岡県久留米市・西田美咲・小5)

 

出会い

私の新しい友達は

とても明るくて面白い

お話していると

とっても笑顔になる

もっとたくさんお話したいな

(福岡県大野城市・永光萌乃・中1)

 

電車

ガタンゴトン

ふだんは聞こえない

電車の音

今日の風は

音をとどけてくれた

(福岡市・平田桃圭・小6)

 

にゅうどう雲

夏のころ

大きな大きな雲がある

ようかいにゅうどう

あらわれた

(福岡市・浜中穣治・小5)

 

ひまわりさん

空に向かってつき進む

夏の太陽

ひまわりさん

みんなに笑顔届けるよ

夏の友達

ひまわりさん

(福岡市・吉田渚紗・小6)

 

雨は苦手 濡れるから

雨は苦手 遊べなくなるから

雨は苦手 暗いから

だけど何故か虹は好き

(福岡県糸島市・山崎陽芽・中2)

 

雨上がり

水たまり

空がうつって 水色だ

雨で町があらわれた

新しい気持ちになる

(福岡市・横田夏佳・小4)

 

まるごとスイカ

スイカを買う

どれがいいか迷った

お父さんが一つ持ち上げた

それがおいしそうかも

どきどきわくわく

(福岡市・井上珠喜・小6)

 

■総評■タイトルで詩が生きる~龍秀美(詩人)

 あちらこちらからたくさんの「短い詩」が送られてきました。かわいい絵が付いているものも多くあって編集部も私もニコニコが止まりません。

 一番多いのは5行の詩でした。日本語の詩は昔から5行が一番なじみ深いのです。短歌も行替えすると5行になります。俳句を行替えすると3行。みなさんの作品も知らず知らずのうちに、この伝統を受け継いでいるのかも知れませんね。そのほか、1行、2行、4行といろいろな詩がそろいました。今回の詩には「タイトル」をつけてもらいました。短くてもタイトルが付いていると、それが詩だという意識をもって書かれたことがハッキリします。うまく使えば大きな効果が出ます。たとえば、次のような作品。

ねるとき 

しんちゃん ないてるよ

おっぱい あげて

でも おてては

ゆうすけにちょうだい

(福岡県久留米市・中島悠介・2歳=母代筆)

 赤ちゃんにお母さんのおっぱいは譲ったけど、寝るときはどうしても寂しい悠介くん。せめてお母さんのおてては自分のものにしたい。この詩では「ねるとき」というタイトルがとても効果的です。

いもうと

気もちがすぐかわる

いもうと

(福岡市・源城和奏・小3)

 ただのつぶやきになってしまうかも知れない言葉でも、タイトルが入ったことと行替えすることで、そこに意識が集中して詩が生まれます。またタイトルを思いついたから、その詩ができたという作品もあります。

 今回は、うっかりタイトルを忘れた人は最初の行から題を付けました。さあ「短い詩ワールド」を存分に楽しんでください!

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