安倍首相の辞意、どう受け止めた? 2000人が「最も評価した実績」は

西日本新聞

 安倍晋三首相の辞任表明について、西日本新聞「あなたの特命取材班」は28日、無料通信アプリLINE(ライン)でつながる「あな特通信員」にアンケートを実施した。体調不良が理由なだけに「仕方がない」との受け止めが半数を占めた。7年8カ月に及ぶ長期政権の実績評価については意見が分かれた。

 アンケートは全国の通信員約1万3千人に行い、約2040人が回答した。

 辞意表明のタイミングについては「コロナや五輪延期など課題は山積だが、体調が悪いなら仕方ない」(山口県の43歳男性会社員)など容認する声が多かった。「(首相の連続在職日数が)歴代最長となるまで粘っての辞意だった」(神奈川県の24歳女子学生)という冷めた見方も。

 第2次安倍政権の政策や課題について問うと、「評価しない」「どちらかといえば評価しない」が5割を占め、「評価する」「どちらかといえば評価する」は3割超だった。

 評価する実績を聞くと、「トランプ米大統領との関係」「アベノミクス」「働き方改革」「東京五輪・パラリンピック対応」を多くの人が挙げた。「米大統領と良好な関係を築けたのは大きな功績」(栃木県の42歳パート女性)、「経済を上向きにして、雇用も良くなった」(福岡県の21歳男子大学生)。

 評価しない課題としては「森友、学園問題」「桜を見る会問題」といった疑惑、「新型コロナウイルス対応」「拉致問題」が上位に。「未解決問題が山積みの中、辞任したら全て闇に葬られる」(福岡県の62歳パート男性)、「一度きりの(10万円の特別定額)給付では生活できない」(宮崎県の26歳介護職女性)といった声があった。

 コロナ対応については評価する実績としても上位に挙がっており、日本社会を揺るがす未知のウイルスへの対応を巡り、受け止めはさまざまなようだ。

 「ポスト安倍」とされる政治家のうち誰が次期首相にふさわしいかを聞くと、各種世論調査で人気の高い自民党元幹事長の石破茂氏がトップだった。外相、防衛相を歴任し、知名度がある河野太郎氏が2位。官房長官の菅義偉氏、環境相の小泉進次郎氏がほぼ並び、副総理の麻生太郎氏、自民党政調会長の岸田文雄氏らが続いた。

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 このアンケートは、LINEで西日本新聞の友だち登録をしている「あな特通信員」を対象にした調査です。多様な方々の生の声を聞き取ることが目的で、無作為抽出で民意を把握する世論調査とは異なります。

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