クラウドファンディングで豪雨被災者支援 武雄市の「おもやい」

西日本新聞 佐賀版 糸山 信

救助法適用外の6市町対象

 災害被災地の支援に取り組む佐賀県武雄市の一般社団法人「おもやい」(鈴木隆太代表理事)は、7月の大雨で災害救助法の適用を受けなかった太良町など県内6市町の住民で、家屋が被災した約130世帯の希望者を対象に、独自の「おもやいくらし再建支援金」を給付する。インターネットのクラウドファンディング(CF)で集めた約300万円を活用する。

 おもやいは昨年8月の記録的大雨発生後、鈴木代表理事らを中心にした民間ボランティア団体として発足。家屋の泥出しから被災住民の生活支援まで、地域に根ざした活動を続ける。

 今年7月の大雨では再び県内の広い範囲で被害が出たが、人口に占める被災家屋の割合などが同法の適用要件を満たさない限り、住宅の応急修理などの公的支援は行われない。おもやいが泥出しなどで関わった太良町も、倉庫などを含めると計約90棟が浸水したが対象からは外れた。

 このため「たとえ少額であっても被災者一人一人まで行き届く支援にしたかった」とCFを企画。7月15日からの1カ月間で全国109の個人・団体から厚意が寄せられたという。

 給付対象は同町のほか、佐賀、唐津、鳥栖、神埼、白石の各市町の被災者。申請には罹災(りさい)証明書の写しなどが必要で、床上浸水以上の世帯に5万円、床下浸水世帯に2万円を贈る。

 鈴木代表理事は「公的支援が受けられない人たちにとって、少しでも再建の支えになれば」と話した。おもやい=0954(33)0444。

(糸山信)

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