「そんな金融機関知らない」…国際ロマンス詐欺防ぐ 郵便局員お手柄

西日本新聞 筑後版

 会員制交流サイト(SNS)などで相手に恋愛感情を抱かせて現金をだまし取る「国際ロマンス詐欺」の被害を未然に防いだとして、福岡県警久留米署は27日、久留米東郵便局(野田哲也局長、同県久留米市)に感謝状を贈った。

 署によると、被害を防いだのは近藤扶美佳さん(46)、津元久枝さん(45)、池田豊和さん(58)の局員3人。

 今月5日、耳の不自由な市内の60代女性が、現金50万円を海外に送金したいと郵便局窓口を訪れた。現金自動預払機(ATM)の使い方を筆談で尋ねられた近藤さんは、送金先が知らない金融機関だったことなどを不審に思い、国際ロマンス詐欺を疑った。津元さんと池田さんも加わり、3人で女性を説得して送金を思いとどまってもらい、警察に通報したという。

 女性は7月、自称イエメンに住む男とSNSのフェイスブックで知り合い、LINE(ライン)でメッセージをやりとりするうちに好意を持った。「平和な日本に引っ越したい」と男に告げられ、資金を送るため郵便局を訪れたという。

 池田さんは「金融機関は不審な送金を止める最後のとりで。被害を防ぐことができて良かった」と話した。久留米署の守永浩三生活安全課長は「金を振り込むようにSNSで言われたら、まず詐欺を疑ってほしい」と注意を呼び掛けている。

(玉置采也加)

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