「1日1組限定」棚田見渡す古民家ヴィラ 豪雨被災の村に宿泊施設オープン

西日本新聞 ふくおか都市圏版 横山 太郎

棚田の非日常と恵み満喫

 2017年の九州豪雨で被災した福岡県東峰村宝珠山地区の竹集落に、「日本の棚田百選」の棚田が見渡せる宿泊施設「古民家ヴィラ あんたげ」と飲食施設「里山カフェ 棚田屋」が今夏オープンし、観光客の人気を集めている。

 「あんたげ」は築130年を超える古民家を改装して整備。歴史を刻む梁(はり)や柱を残しつつ、ベッドやキッチン、天然石とヒノキを使った風呂などを備え、都会では味わえない非日常感を楽しめる。

 施設名は方言で「あなたの家」という意味。その言葉通り、宿泊できるのは1日1組限定だ。「せわしない日常を離れ、『何もしない』というぜいたくな時間をここで過ごしていただければ」と施設を管理・運営する江島里美さん(27)。宿泊料は基本料金3万3千円に加え、中学生以上5500円、小学生2750円が必要。最大8人まで利用できるという。

 一方、古民家を真上から半分に割ったようなデザインが特徴的な「棚田屋」。棚田で採れた米と地元の野菜などを使った特製ランチを提供する。料理人の室井智裕さん(30)は「店内はガラス張りで、開放的な空間で食事ができる。村の恵みをぜひ味わってほしい」と語る。営業は毎週金、土、日曜の午前11時~午後3時(オーダーストップは午後2時)。

 両施設は、村が国の交付金を活用し、計約1億5千万円かけて整備。村民らでつくる一般社団法人「竹棚田」が運営し、収益の一部は棚田の保全活動に充てられるという。問い合わせは、岩屋キャンプ場=0946(23)8423。

(横山太郎)

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