いつからだろう、糸島半島に遊びに行かなくなったのはー…

西日本新聞 社会面 下村 佳史

 いつからだろう、糸島半島に遊びに行かなくなったのは-。休日になると、福岡県糸島市と福岡市にまたがるこのエリアをドライブしたものだが、足が遠のいてしまった。糸島半島にある北崎地区の地域づくりを追う連載企画の取材の中で、観光地化に伴い、地域の魅力が薄らいでいる面もあるように感じた。

 どこかに「のどかさ」を置き忘れてしまったのではないか。近年、大都市郊外の自然豊かな地としてメディアで全国に紹介されているが、人気の高まりで、休日の海岸沿いの道路は渋滞し、カフェやレストランも混み合った。

 コロナ禍で、その混雑はいったん消えた。「今は充電のとき」。あるカフェの店長は、あえてこんな言葉を使った。そして「厳しい経営状況に見舞われているからこそ、いま一度『糸島半島らしさ』を大切にし、アピールしていきたい」。観光地としてより成熟できるのか、正念場を迎えている。 (下村佳史)

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