大分大空襲の体験「未来へ」 朗読劇ネット配信 30日「演劇の会」

西日本新聞 大分・日田玖珠版 井中 恵仁

 大分県民有志でつくる「おおいた演劇の会」が30日、大分大空襲を体験した人の手記を用いた朗読劇「蝉なきやまず~大分の空襲より」を、インターネットでライブ配信する。同会は「悲惨な戦争を乗り越えて生きてきた人の思いを未来に伝えたい」と意気込んでいる。

 朗読劇は、大分大空襲の体験談をまとめた本「大分の空襲」を基に、同会の清末典子会長(59)が脚本と演出を手がけた。2010年から毎年、同会が主催し、今年で11年目。

 例年は県内のホールや中学校などで開催しているが、今年は新型コロナウイルス感染防止のため、ネット配信に変更した。出演する男女9人はリモートで練習を重ねてきたといい、30日も各自の自宅や車の中から配信する。

 75年前、県内には米軍機が次々飛来し、爆弾や焼夷(しょうい)弾の雨を降らせた。街は焼け野原になり、多くの人が亡くなった。清末さんは、「夏になると必ず広島や長崎が取り上げられる。私たちが住んでいる大分でも、何が起こり、どうやって乗り越えて今の私たちがあるのかを知って、受け止めてほしい」と話している。

 視聴は30日午後3時スタート。同会のホームページ=https://oitaengeki.syoutikubai.com/で。

 (井中恵仁)

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