サイクルトレインで観光振興を 平筑鉄道で実証実験 直方市の団体

西日本新聞 筑豊版 丸田 みずほ

 自転車を活用した観光振興に取り組む福岡県直方市観光物産振興協会は29日、平成筑豊鉄道(平筑、福智町)と共同で、自転車をそのまま列車内に持ち込める「サイクルトレイン」の実証実験を行った。列車で遠方に行ってサイクリングを楽しむなど、新たな観光需要を開拓しようと企画。同協会の職員など4人がロードバイクを持って乗車し、利便性や実現性について考えた。

 同協会はサイクリストを受け入れるための環境づくりを進めている。今回は、昨年11月に開通した「直方北九州自転車道」と行橋市を通る「今川サイクリングロード」を鉄道でつなげ、広域で交流人口を増やすことができないか模索する。

 実証実験は、伊田線の直方駅(直方市)から田川線の令和コスタ行橋駅(行橋市)の間で、通常の車両を使って実施。両駅には乗り場までのスロープがあり、参加者は自転車を持って乗車した。

 県内ではまだ普及していない取り組みといい、平筑の河合賢一社長(49)は「大きな問題はなかったが、(沿線の他の駅には)スロープがない駅があることや、自転車の固定方法などは検討が必要。自転車の台数をもう少し増やし、再度実験したい」。同協会の岩尾一豊理事長(47)は「一般の鉄道利用者とサイクリストが両立する方法でなければいけない」とした上で、「駅を降りてからの観光ルートについても検討し、将来的には実現していきたい」と話した。 (丸田みずほ)

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