健康管理システム「N-CHAT」公開 事業所など対象、長崎県

従業員の体調変化把握

 長崎県は新型コロナウイルスの感染拡大防止に役立ててもらおうと、県内の事業所を対象に、従業員などの体調変化を把握できる健康管理システム「N-CHAT(エヌチャット)」の利用募集を始めた。県の新型コロナに関するホームページから申請し、無料で利用できる。県によると行政が主導して企業などが幅広く利用できる健康管理システムの活用は全国でも珍しいという。

 使用するのは長崎大と富士通が共同開発し、長崎港に停泊していたクルーズ船でクラスター(感染者集団)が発生した際にも活用されたシステム。県が富士通と契約し、利用料を負担して「N-CHAT」として公開した。

 利用方法は、従業員らはスマートフォンで毎日の体温のほか、せき、鼻水、喉の痛みの有無など16項目を入力。管理者はパソコンで各従業員の体温や症状の有無を確認できる。一定の割合で発熱者が発生した場合などには、管理者にメールで通知が届く。

 感染拡大の兆候があれば、事業所は産業医などに相談し、必要に応じて保健所に連絡する。事業所内で症状がある人の増加をいち早く察知し、迅速な感染拡大防止対策につながることが期待されるという。

 県内の企業や団体に8月25日からホームページで利用を呼び掛けているほか、介護施設や障害者施設にも別途案内する。大学や高校など教育施設向けは準備中という。

 県の担当者は「システムの活用で事業所全体の状況を俯瞰(ふかん)できる。感染拡大防止に活用してほしい」と呼びかけている。 (岡部由佳里)

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