ようこそ!ななつ星 マルシェ、セレモニー…JR佐伯駅で歓迎

西日本新聞 大分・日田玖珠版 稲田 二郎

 JR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」がJR佐伯駅(大分県佐伯市)に初めて停車し、8月28日の出発時に地元の高校生や園児らが参加するセレモニーが開かれ、列車を見送った。ななつ星は今後も定期的に佐伯駅に停車する予定で、佐伯市の田中利明市長は、日豊線佐伯-延岡間が同社で最大の赤字区間となっていることを念頭に「最大限のおもてなしをして観光列車の利用を促進したい」と力を込めた。

 ななつ星は新型コロナウイルスの影響で3月から運休。さらに7月の豪雨でルートの肥薩線の一部が不通となり、8月15日からルートを変更して運行を再開した。

 佐伯駅に停車するのは3泊4日コース。これまで博多駅を出発し、時計回りに九州を一周していたが、大分を通って南宮崎で折り返すルートに変更。佐伯駅には3日目の午後10時40分に上り線に到着し、4日目の午前8時19分の出発まで、車内泊を含めて10時間弱停車することになった。

 市では佐伯をPRする好機と捉え、早朝に乗客を観光地へ案内するプログラムを設定。買い物をしてもらうため、海産物を取り扱う「海の市場○」を朝から開けてもらい、ホームにはシイタケやごまだしなど地元特産品を販売する「駅マルシェ」も開設することにした。

 初停車した列車(7両編成、定員8組16人)には4組8人が乗車。一部は早朝に、日本の道100選に選出されている「歴史と文学のみち」を散策し、買い物を楽しんだ。

 出発時のセレモニーには田中市長が駆け付け、乗客らと記念撮影を実施。地元の日本文理大付高吹奏楽部が演奏する中、幼稚園児29人が小旗を振って列車を見送った。

 ななつ星は来年3月末までは佐伯駅に停車予定。田中市長は「ななつ星は赤字区間である佐伯-延岡間を照らす一助の光。コロナ禍であるが大きな期待のひとつ」と力を込めた。

(稲田二郎)

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