「高波に厳重警戒を」 台風9号が接近 2日朝、長崎県内全域が強風域

 台風9号が九州に接近する中、長崎地方気象台は1日、長崎県民に大雨や土砂災害、高波に警戒するよう呼び掛けた。県内は2日未明から朝にかけて全域が強風域に入るとされ、離島の農漁業者らは被害に備えた。

 気象台によると、台風9号は勢力を維持して北上しており、大潮の時期とも重なるとして「高波に特に厳重な警戒が必要」としている。また県は台風に伴う増水を警戒、1日までに長崎市や五島市など7カ所のダムで事前放流を実施した。

 暴風域となる見通しの五島市では、農家の男性(74)がつばき油の原料となるツバキの実の収穫を早め、牛の餌となる屋外の牧草300個は倉庫の中に入れるなどした。「場合によっては、牛舎の補強が必要かもしれない」と不安を募らせた。

 対馬市美津島町の樽ケ浜港では台風被害を避けるため、多くの漁船が接岸された。同市厳原町内院から約2時間かけて船を運航して接岸した70代男性漁業者は「今度の台風は非常に強いので心配。ロープを一本一本確認しながらしっかりと締めた」と話した。

 壱岐市教育委員会は小中学校は2日午後の授業を取りやめ、給食後に児童、生徒を下校させる方針。

(西田昌矢、野田範子、平江望、田中辰也)

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