豪雨被災の宿泊施設、半数再開できず 九州3県、コロナも影響

西日本新聞 社会面 古川 剛光

 7月に九州を襲った記録的豪雨で福岡、熊本、大分3県のホテル、旅館などの宿泊施設の被災が89軒に上ったことが九州運輸局のまとめで分かった。うち39軒が既に営業を再開したが、コロナ禍も重なって過半数は再開しておらず、廃業を検討する施設もあるという。

 被災直後の調査から熊本、大分両県で新たに計16軒の被害が確認された。県別の被災軒数は熊本県が54軒で最も多く、うち21軒が再開。大分県では34軒が被災し、再開は17軒。福岡県の被災は朝倉市の原鶴温泉の老舗旅館「泰泉閣」の1軒で、7月中旬に再開した。

 球磨川水系が氾濫した熊本県で被害が集中した人吉市では、浸水などの被害を26軒で確認。再開したのは3軒だけだった。同県ではほかに、小国町の杖立温泉で14軒、南小国町で6軒、芦北町で5軒、水俣市で2軒、八代市で1軒がそれぞれ被災。再開できたのは計18軒だった。

 玖珠川の濁流が押し寄せた大分県日田市の天ケ瀬温泉では11軒が浸水したが、再開は1軒のみ。由布院、湯平温泉がある同県由布市では15軒が被災して、12軒が再開。宝泉寺、壁湯、川底温泉で8軒が被災した同県九重町では4軒が再開した。調査は8月13日現在。

(古川剛光)

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