台風10号に厳戒を 6~7日に九州接近も 記録的な大雨、暴風被害の恐れ

西日本新聞 鶴 善行

 強い台風10号は3日、勢力を強めながら日本の南の海上を進み、九州に近づいた。今後、気象庁が「数十年に一度の強度」と表現する特別警報級(中心気圧930ヘクトパスカル以下、最大風速50メートル以上)に発達し、6~7日にかけて九州に接近、上陸する恐れがある。記録的な大雨、暴風、高波、高潮が発生する可能性があり、気象庁は最大級の警戒を呼び掛けている。

 台風の特別警報は、数十年に一度の強度の台風で暴風、高潮、高波が予想される場合に発表される。これまでに、沖縄県以外での発表例はない。

 気象庁によると、台風10号は4日午前0時現在、時速15キロで日本の南海上を進んだ。6日午後9時には九州の南に位置し、中心気圧920ヘクトパスカル、中心付近の最大風速55メートルの「特別警報級」に発達する見通し。その後、九州付近を北上するとみられる。

 3日に記者会見した福岡管区気象台の草場渡予報官は「広い範囲で経験したことのない災害が起きる可能性がある。命を守るため、早めの対策をしてほしい」と話した。

 九州に接近した台風9号は同日、中国大陸で温帯低気圧に変わった。福岡、佐賀、長崎各県で少なくとも22人が強風にあおられるなどして負傷。停電や断水の影響も出た。(鶴善行)

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