気が早いと言われても、今から備えを 「特別警報級」台風10号接近

西日本新聞 長谷川 彰

 台風10号は「本土では過去に経験のない特別警報級に発達する恐れ」(福岡管区気象台)があり、6日から7日にかけて九州に接近し、上陸の恐れもある。気が早いと言われようが、今から避難に向けた準備をと呼び掛けたい。

 九州の西海上を通る大型台風は、九州全域を暴風雨に巻き込む。暴風に関しては昨年9月、千葉県などで大規模停電が起きた台風15号のように街中の鉄塔、工事現場の足場などが倒壊し家屋被災の恐れもある。九州は近年、甚大な暴風被害を経験しておらず、警戒感は緩んでいないだろうか。

 詳しい雨量予測はまだ出ていないが、大雨への警戒も不可欠だ。洪水や高潮の浸水想定区域や土砂災害警戒区域では空振りをいとわず、病院や福祉施設は自衛の準備を始めてほしい。

 7月の豪雨では、風雨が強まる中を避難して命を落とすケースがあった。自宅暮らしの高齢者や体が不自由な人、ペットがいて移動しづらいような人は、早く安全な場所の親類や知人宅を頼ろう。ホテル宿泊も選択肢だ。近隣の人も含め、受け入れる側から積極的に声を掛けて危機に備えたい。(特別編集委員・長谷川彰)

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