ロケも舞台もスタッフも「正真正銘の北九州映画」第1弾完成 HKT主演

西日本新聞

地元出身の岩松さん監督、20日に上映会

 物語の舞台、撮影地、そしてスタッフまで“メイドイン北九州”の映画「めぐり逢(あ)わせの法則」が完成した。ロケ地として有名な北九州市だが、舞台設定となると東京など他都市になってしまう現状に、地元出身の映画監督岩松茂さん(61)や映像制作会社経営の久保慎司さん(58)らが立ち上がった。自然や歴史、工業都市の生活感が漂う街並みを盛り込み、岩松さんは「正真正銘の映画の街・北九州を実現する第1弾に」と力を込める。

 広島県尾道市を舞台にした映画シリーズで知られる故大林宣彦監督作品の撮影スタッフだった岩松さんが「北九州の北九州による北九州のための映画を」と発案。幅広く地域振興に携わる黒瀬義機さん(50)を委員長に昨年12月、「北九州映画実行委員会」が発足した。

 映画は、看護師の女性が台湾からやってきた少女と出会い、自分の秘密を知るストーリー。監督・脚本を岩松さん、プロデューサーを久保さんが務めた。主演は、アイドルグループHKT48の豊永阿紀さん(20)と坂口理子さん(26)に加え、地元出身の小田彩加さん(21)を起用。市民に寄付を募り、撮影には地元の大学生も協力した。

 当初は今春の撮影予定だったが、新型コロナウイルスの影響で病院などのロケ地の再考が必要になった。北九州フィルムコミッションの後押しを受け、別の映画で使用された病院跡を使用。感染防止に注意を払い、7月下旬の5日間、門司港や小倉、平尾台の鍾乳洞などで撮影した。

 今月20日に北九州市門司区の門司市民会館で上映会を予定。第2弾作品の構想も固まっており、久保さんは「映画作りの人材育成と両輪で『日本のハリウッド』を目指したい」と夢を広げる。(古川泰裕)

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