収穫早めるナシ農家 最大級の警戒呼び掛け 全小中学校、7日休校

 大分地方気象台は4日、北上を続け九州に接近する台風10号が特別警報級に発達する恐れがあるとし、最大級の警戒を呼び掛けた。大分県内では学校や百貨店などが7日の臨時休業を早々に決定。収穫期のナシ農家も、被害を少しでも軽減しようと対応に追われた。

 気象台は4日午後2時からの説明会で、県内全域が6日に風速15メートル以上の強風域に入り、最接近は7日午前の見込みと発表。5日午後6時からの24時間降水量は、多いところで100~200ミリ、6日午後6時からの24時間は300~500ミリと予想(4日午後4時25分現在)している。

 県教育委員会によると、全18市町村教委は4日までに、全ての公立幼稚園と小中学校の7日の臨時休校を決めた。県立高のうち杵築や三重総合など7校は、様子を見てから判断する。

 開会中の大分市議会は4日、7日から予定していた一般質問の順延を決定。これに伴い、委員会は1日短縮して2日間にする。

 トキハ(大分市)も7日、本店、別府店、わさだタウンの3店を臨時休業すると発表した。

 九州有数のナシ生産地の日田市内には約100軒のナシ農家があり、現在は主に「あきづき」が収穫期を迎えている。伊藤哲也さん(60)の同市三和の農園では、伊藤さん夫婦がナシの生育状況を一つ一つ確認しながら、もぎ取ったり、実の付いた枝を棚にくくりつけたりしていた。予定より1週間早めに収穫した実もあるという。

 伊藤さんが収穫を早めるのは約10年ぶりで「あまりにも強い台風なので、非常に心配している」と作業を急いだ。

 日田市は、避難所は6日の昼前後に開設する予定という。

(吉村次郎、井中恵仁、鬼塚淳乃介)

大分県の天気予報

PR

大分 アクセスランキング

PR

注目のテーマ