枝野氏、泉氏出馬表明 合流新党代表選 149人参加決定

西日本新聞 総合面 川口 安子

 立憲民主党と国民民主党などが合流して結成する新党の代表選(7日告示、10日投開票)を巡り、立民の枝野幸男代表(56)と、国民の泉健太政調会長(46)が4日、それぞれ国会内で記者会見し、立候補を表明した。参加するのは衆院106人、参院43人の計149人。2017年に分裂した旧民進党と同規模となる。自民党総裁選に話題がさらわれ、新党代表選は埋没感がある中で、野党第1党の党首を決める論戦が事実上スタートした。

 枝野氏は新党名には「立憲民主党」を掲げ「離合集散の歴史に終止符を打ち、政権の選択肢になって政治に緊張を取り戻す」と述べた。新型コロナウイルス経済対策として(1)消費税の時限減税(2)中間層を中心とする所得税の時限的免除(3)困窮者1人月1万円の定額給付金-の3案を例示した。消費税率はゼロも選択肢とした。

 泉氏は新党名に「民主党」を挙げ「政権与党の監視も必要だが、もっと野党が政権構想を明らかにしなければならない。自由闊達(かったつ)な議論をして、風通しのよい党運営を実践したい」と述べた。コロナ収束までの消費税凍結や政策中心の国会論戦を掲げ「提案型の野党第1党を目指す」と意気込みを語った。

 新党には立憲から所属89人のうち88人、国民から所属62人のうち40人、無所属から21人が加わる。国民の残る22人は3日時点で新党不参加となった。このうち玉木雄一郎代表ら約10人は、新「国民民主党」結成を目指しており、資金配分などの協議を進めている。

 15日結成予定の合流新党は、自民党総裁選の陰にかすみがちで、合流不参加組とのしこりも消えず、野党共闘は整っておらず、厳しい船出となる。新首相が早期の衆院解散・総選挙に踏み切るとの見方もある中、枝野氏は会見で、野党協力に関し「志で共通する皆さんとできる限り協力したい」と述べるにとどめた。 (川口安子)

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