「最強クラス」台風10号、万全の備えを 最大瞬間風速70メートル予想

西日本新聞 一面 鶴 善行

 「最強クラス」の台風10号は、記録的な暴風を伴って九州に接近、上陸する可能性がある。7日は九州地方の一部で「家屋が倒壊、走行中のトラックが横転する」とされる最大瞬間風速70メートルに達する見通し。過去に九州を襲った台風被害を上回る恐れもあり、福岡管区気象台は「頑丈な建物に避難し、屋内では窓から離れてほしい」と最大級の警戒を呼び掛ける。

 気象台によると、台風10号の接近に伴い九州全域は6~7日、風速25メートル以上の暴風域に入る。7日の最大瞬間風速は長崎、熊本、鹿児島で55~70メートル▽福岡、佐賀、宮崎で40~60メートルと予想されている。

 1991年の台風19号では九州北部を中心に最大瞬間風速50メートル超を観測。多数の死者が出たほか、家屋被害は7万3500棟に上った。今回の台風10号の予想進路と同じく九州の西側を通過した85年の台風13号は鹿児島県内で同55メートル超を記録。九州の死者・行方不明者は30人に上った。

 沖から強風が吹き寄せることで、海岸近くの海面が上昇し高潮のリスクも高まる。99年の台風18号は八代海沿岸に高潮被害をもたらし、12人が犠牲になった。6日の熊本県八代市の満潮時刻は午後10時56分で、台風通過と重なる可能性がある。他の沿岸部でも厳重な警戒が必要となる。

 特に九州北部では、6日が台風に備える最後のタイミング。窓や雨戸を補強し、飛散する可能性があるものを片付ける▽停電や断水に備えた飲料・食料の確保▽生活用水に代用するため浴槽に水を張る-など、備えに漏れがないか確認してほしい。

(鶴善行)

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