食料品・土のう調達、窓割れ対策 暴風台風に長崎も緊張感

 大型で非常に強い勢力の台風10号が徐々に接近した6日、長崎県内では午前中から多くの人が買い物や窓割れ対策などの備えを急いだ。

 長崎市の浜町アーケードにあるディスカウントストアでは開店前に買い物客の列ができた。養生テープを求める渋谷耕介さん(32)は「マンションの窓に貼って備えたい」と、開店と同時に駆け足で店内に入った。ドラッグストアを訪れた平山ヒデ子さん(65)は「少しでも保存食を備蓄しておきたい」と菓子を購入。食料品店によると、カステラが飛ぶように売れた。

 佐世保市下京町の青果店も客足が絶えず、「生食できるトマトやバナナなどがよく売れている」と店長の下村直義さん(36)。スーパーでカップ麺などを買った福田サダ子さん(78)は「朝から窓の補強作業やら買い物やらで大変です」と慌ただしそうだった。

 中心部のアーケード商店街は、6日と7日の臨時休業を知らせる張り紙をした店が目立った。

 台風10号の中心が通過する予報が出た五島列島。五島市のスーパーは、パンや弁当、菓子、飲料水などが品切れ状態。ホームセンターでは養生テープやブルーシート、土のう用の袋を求める人が相次いだ。

 台風9号の影響で、自宅が2日間停電したという吉田太輔さん(43)は食料や水を購入。「今度の台風はもっと強いので、断水で困らないように風呂に水をためた」と警戒を強めた。

 高齢者を中心に避難所に身を寄せる人も増えた。五島市民体育館に避難した冨田栄さん(83)は「命だけは守りたい」と話した。

 県は6日午前に災害対策本部を設置。中村法道知事は「県民の命を守ることが最優先。最大限のスピード感を持って対応していく」と話した。 (徳増瑛子、岩佐遼介、野田範子)

長崎県の天気予報

PR

長崎 アクセスランキング

PR

注目のテーマ