西部ガス元社長・田中優次氏が死去 ひびきLNG基地建設、スポーツ振興にも尽力

西日本新聞 山本 諒 具志堅 聡

 西部ガスの社長、会長を務めた現相談役の田中優次(たなか・ゆうじ)氏が5日午前8時49分、肺炎のため福岡市博多区の福岡市民病院で死去した。72歳。福岡市出身。葬儀・告別式は親族のみで行った。喪主は妻貴子(たかこ)さん。お別れの会は未定。

 1972年に西部ガス入社。常務、専務などを経て2008年に社長に就任。北九州市の響灘地区に大型液化天然ガス(LNG)貯蔵施設「ひびきLNG基地」を建設したほか、太陽光発電事業への参入や食関連事業の拡大など多角化も進めた。13年に会長に就き、ロシアのガス大手「ノバテク」とアジアへのLNG販売に向けた交渉を主導。19年4月に相談役に退いた。

 スポーツ振興にも力を入れ、12年に社会人野球の西部ガス硬式野球部を創部。都市対抗野球本戦にも出場する強豪チームとなった。福岡市の少年ラグビークラブ「草ケ江ヤングラガーズ」の運営に約30年携わった。福岡県ラグビーフットボール協会会長も務め、19年のラグビーワールドカップ日本大会では、官民組織「ドリームラグビー福岡実行委員会」のトップとして機運を盛り上げた。

 日本ガス協会副会長や九州生産性本部会長も歴任した。(山本諒、具志堅聡)

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