「J1昇格勝ち取って」 サポーター歓喜、J2初の首位

西日本新聞 北九州版 古瀬 哲裕 壇 知里

 サッカーJ2ギラヴァンツ北九州は9日、松山市のニンジニアスタジアムで愛媛FCと第18節を戦い、1-0で勝利。勝ち点を38に伸ばした。前節首位のV・ファーレン長崎が敗れたため、チーム史上初めてJ2で首位に立った。Jリーグ加盟11年目、通算400試合目でたどり着いた高みに、一夜明けた10日もファンの歓喜は冷めやらず、悲願のJ1昇格へ期待を寄せた。

 前半は愛媛がマンツーマンの守備を敷き、カウンター攻撃でピンチを迎える場面もあったが無失点で終えた。後半は18分、ゴールを狙ったMF新垣貴之選手(24)の球がクリアされ、DF福森健太選手(26)が折り返すと、ノーマークのFW町野修斗選手(20)が流し込んで先制。守備も安定して、相手に決定機をほとんど与えなかった。

 5試合ぶりに先制し、無失点も10試合ぶり。小林伸二監督(60)は、前節敗戦後のテーマは「攻撃でチャレンジして点を取る」だったと話し、序盤こそ想定した展開ではなかったものの「したたかで堅いゲームができた」と振り返った。

 また、チームの戦い方が研究され、対応されるようになってきているとの認識を示し「どんどん試されてくるのではないか。私たちもゲームの中で少しずつ状況を見て、変更しなくちゃいけない」と語った。

 また、首位で追われる立場について、DF村松航太選手(23)は「(プレッシャーを)楽しめるように個人としてもチームとしてもやっていければ、結果もついてくる」と話した。

 首位浮上が分かると、会員制交流サイト(SNS)のツイッター上では「ギラヴァンツ北九州」がよく投稿される「トレンドワード」に入った。「こうも喜ばせてくれるギラヴァンツはわれわれの誇りです」「首位おめでとう」など祝福が寄せられたほか、「J1昇格をなんとしてでも勝ち取ってください」とさらに上のステージでの活躍を期待する声も届いた。

 10年来のファンである会社員の鬼塚真千生さん(33)=北九州市八幡西区=は「J3最下位も経験したが、これまでの積み重ねがつながって今の結果がある。率直にうれしい気持ち」と喜びもひとしお。「最終的に一番高いとこにいられたら」とJ2優勝に期待する一方、「ギラヴァンツの魅力をアピールするチャンスでもある。サポーター仲間を増やして一緒に応援したい」と新しいファン獲得にも意気込んでいる。

 次節は13日、ホームで5位のアルビレックス新潟と対戦する。

(古瀬哲裕、壇知里)

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