「安倍政治」見直し要望多く あな特通信員に聞く自民総裁選

西日本新聞 社会面

 西日本新聞「あなたの特命取材班」は自民党総裁選の告示を受け、無料通信アプリLINE(ライン)でつながる「あな特通信員」にアンケートを行った。安倍政権の政策や政治姿勢について「一部見直すべきだ」「大幅に見直すべきだ」が合わせて9割近くに達した。新首相に期待するテーマを聞くと、新型コロナウイルス対策と経済対策が上位で拮抗(きっこう)。感染拡大防止策と経済立て直しの両立を望む切実な声が浮かんだ。

 8、9の両日、全国の通信員約1万3千人のうち約1680人が回答した。

 本格的な党員投票を見送り、国会議員と各都道府県連による投票の方式になったことについては「妥当だと思う」は2割にとどまり、「党員投票すべきだった」が6割に上った。

 支持する候補者を挙げてもらうと、各種世論調査や国会議員票の情勢とは異なり、石破茂元幹事長45%、菅義偉官房長官36%、岸田文雄政調会長6%だった。

 石破氏を支持する人に理由を聞くと、「お友達政権となった自民党に一石を投じられる」(福岡県・50代パート女性)、「防災省新設や地方重視の姿勢が共感できる」(同・50代契約社員男性)といった意見が寄せられた。

 一方、主要派閥の支持で優位に立つ菅氏については「(世襲議員ではなく)たたき上げがいい」(佐賀県・40代会社員女性)、「新型コロナウイルスの対処には官邸経験が長い菅さんがふさわしい」(福岡県・30代会社員男性)。

 岸田氏については「貧富の格差是正の政策」(岡山県・70代大学教員男性)、「外交に強い」(京都府・50代契約社員女性)といった声が上がった。

 次期首相に取り組んでほしいテーマ(複数回答)は、「新型コロナ対策」が最多。わずかな差で「経済対策」が続いた。コロナ対策を選択した人の7割以上が経済対策も選んだ。「災害と復興対応」「森友・加計(かけ)学園などの疑惑検証」「格差是正」なども目立った。

 年内解散説も取り沙汰される衆院議員の選挙のタイミングを問うと、コロナ対応を理由に「任期満了のタイミング」が5割と最も多かった。「就任後いつでもいい」が3割、「年内」は2割にとどまった。

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 このアンケートは、LINEで西日本新聞の友だち登録をしている「あな特通信員」を対象にした調査です。多様な方々の生の声を聞き取ることが目的で、無作為抽出で民意を把握する世論調査とは異なります。

(クロスメディア報道部)

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