福岡県行橋市の正八幡宮は…

西日本新聞 社会面 石黒 雅史

 福岡県行橋市の正八幡宮は、フクロウ科の渡り鳥アオバズクが飛来する神社として知られている。5月初めにつがいが巣作りを始め、7月中・下旬にひなが巣から出て姿を現し、8月下旬には南方へ飛び立つ-。70年も続く自然のサイクルだという。

 ところが、今年は「異常だった」と、常連のウオッチャーが言う。ひなの巣立ちも、南方に去ったのも、10日から半月ほど早かった。さらに気になるのが“少子化”。例年なら3、4羽以上だが、今年は2羽だけ。うち1羽は幼いまま姿を消した。

 地元の野鳥研究家は、気温が高すぎて卵が育たない可能性を指摘した。地球温暖化の影響だとすると、この地が繁殖の場として適さなくなりはしないか、心配になる。答えは来年にならないと分からない。だから、たまに立ち寄るこの神社で願掛けを一つ増やした。「来年もまた、来てくれますように」

 (石黒雅史)

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