『公立大学論(上・下)』 矢田俊文 著 (原書房・各5500円)

西日本新聞 くらし面

 著者は地域構造論の創始者で、経済地理学、国土政策の研究者として知られる。本書は刊行中の著作集(全4巻)第4巻に当たり、九州大副学長や北九州市立大学長・公立大学協会会長として自身も深く関わった「平成の大学改革」がテーマ。地方自治体設立の公立大の急増、国立大の教養部解体、大学院の拡充・重点化などを論じている。特に現場実践録の下巻は、九州大のキャンパス統合移転と改革、法人化に伴う北九州市立大改革の経緯を、高位当事者ならではの視点で振り返っており、興味深い。

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