「今川カッパ美術館」郵便局長が地域の魅力紹介 福岡・行橋市

西日本新聞 北九州版 石黒 雅史

 福岡県行橋市流末(りゅうまつ)の行橋今川郵便局は、主に受け持つ今川地区と稗田地区の歴史や名所を地域住民に紹介する企画展を局内の展示コーナー「今川カッパ美術館」で始めた。2地区を明治時代にあった15村の地域に分け、1地域を2カ月ずつ紹介する予定で、2年半かけての長期企画となる。

 近くを流れる今川は全長30キロ以上あるのに、なぜこの地区だけ「今川」と呼ぶのか? 中村正明局長(55)の疑問がきっかけだった。加えて、利用客から「近くの清地(すがち)神社にはハート形の手水(ちょうず)鉢があるのを知っているか?」と問われ「自分はあまりに地元のことを知らない」と痛感。すぐに神社で確認し「これは面白い。地域の人にも知らせねば」と企画展を思い立った。

 1889(明治22)年の町村制施行で6村などが合併し今川村に、9村が稗田村になった。1954(昭和29)年には2村を含む1町8村が合併し行橋市になったが、旧村名は地域名として今も残る。中村局長は地元15地域を探訪し、写真を撮り、歴史をひもといて紹介することにした。

 第1弾は今川地区の旧天生田(あもうだ)村の地域。JA福岡京築の巨大な穀物貯蔵施設カントリーエレベーター、清地神社、中京中学校を紹介している。11月からは津積地域を取り上げる予定。中村局長は「長い企画になるが、最後までやり遂げたい」と張り切っている。 (石黒雅史)

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