大野城に「もう一つの学校」NPO法人が10月開設

西日本新聞 ふくおか版 四宮 淳平

学びの選択肢に

 福岡市内でフリースクールや学習塾、通信制高校サポート校を運営している認定NPO法人「エデュケーションエーキューブ」は10月、新たな学びの拠点を大野城市に開設する。今月15日までクラウドファンディング(CF)で施設の整備費などを募っており、公教育とは別の選択肢となる「オルタナティブスクール(もう一つの学校)」を目指す。

 法人は2014年、パソコンを使った低料金の個別指導塾を福岡市西区に開校。17年と19年に、フリースクールなどを行う拠点を西区と東区に1カ所ずつ設けた。小学校でのプログラミング教育必修化に合わせて、科学技術分野の独創性などを養う「STEM教育」も導入している。

 大野城市の拠点では、これまでの経験やノウハウを生かし、既存の学校になじめなかったり、不満があったりする子どもを受け入れる方針。大和証券グループとNTTドコモからの助成金を活用して賃借する民家をリフォームし、CFで集めた資金により大型モニターや本、ウッドデッキをそろえたいとしている。また、タブレット端末を1人に1台配ることで、自らの課題に沿って学べる環境を整える。

 ほかの拠点も含め授業料は、利用日数に応じて月1万2千~3万5千円程度。経済的に困窮している家庭の授業料は最大7割減額しており、開校中のスクールには小中高生の計約50人が在籍しているという。

 法人の草場勇一代表理事は「既存の学校生活が合わない子どもたちにとって、ほかに学びの選択肢がないのが現状。学校の代わりになるような充実した学びを提供していきたい」と話す。同法人=070(5495)2695。CFのアドレス=https://kibidango.com/1492 (四宮淳平)

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