故中村哲さんが福岡市の名誉市民に 家族に証書贈られる

西日本新聞 社会面 塩入 雄一郎

 福岡市は非政府組織(NGO)「ペシャワール会」現地代表を務め、昨年12月にアフガニスタンで銃撃され、73歳で亡くなった医師、中村哲さんに名誉市民の称号を贈った。14日に市役所で贈呈式が行われ、高島宗一郎市長から証書を受け取った長女の秋子さん(40)は「父には『父がしてきたことがたくさんの気持ちを動かしてきたんだよ』と伝えたい」と語った。

 高島市長は贈呈式で「世界の皆さんに中村先生の平和への思いや、地域を豊かにしてきたことを知ってもらい、誇らしく思う」とあいさつ。秋子さんは「(ペシャワール会のような)事業が続くことを父も家族も願っている。(称号は)活動の励みになる」と話した。

 中村さんは福岡市出身。九州大医学部卒業後、病院勤務を経て、1984年にパキスタンの病院に赴任後、91年にアフガンに診療所を開設。その後2000年に起きた大干ばつを受けてかんがい事業を始め、農地の復興拡大に尽力した。

 福岡市の名誉市民は中村さんを含めて計9人となった。

(塩入雄一郎)

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