あの神戸も超える? 福岡の「果物王国」でスイーツ満喫

西日本新聞 もっと九州面 渋田 祐一

 福岡県うきは市へ8月に着任してから街を回っていると、スイーツの店をよく見掛ける。ケーキ、ジェラート、かき氷などさまざまな店舗が並び、スイーツ目当てに訪れる観光客も多いという。同市うきはブランド推進課に聞くと、「人口千人当たりのスイーツ店舗数は、あの神戸市よりも多いようですよ」と意外な回答。なるほど、よく目に付くはずだ。でも、なぜこんなに多いのだろうか。甘いもの大好きの「スイーツ中年男子」は、市内の各店を食べ歩きながら、その理由を調べてみた。

 同市は同県の南東部に位置する。市の南部にある耳納(みのう)連山の麓に10キロ超にわたって広がるなだらかな斜面は「複合扇状地」と呼ばれ、約400万年前から形成されてきた。日当たりがよく、水はけと保水性が両立した地で、果樹の栽培に最適という。良質のブドウ、ナシ、柿などが多く生産されて、「果物王国うきは」をつくっている。

 この果物にひかれて、多くのパティシエが移住して来るという。同県宗像市から移住してきた洋菓子店「ル・シュクル」のパティシエ林田幸洋さんは「スイーツに必須の果物が豊富にあれば、新鮮で質がいいものが安く手に入る。どうしてもその地で作りたくなる」。果物入りどら焼きなどを提供する「キチココ」の中村菜穂店長も「朝収穫した果物を昼には商品として出せる。菓子店には最高の地」と、うきはにほれ込む。

 確かに、食べた「うきはスイーツ」は、果物を使ったものが多く、しかもたっぷり入っていた。巨峰をふんだんに使ったジェラート、モモがゴロゴロ入ったジュースなど、果物そのものを味わえる絶品がいっぱいだった。値段も手頃で、お得感も魅力だ。

 ここ1カ月で立ち寄った二十数店舗の中から、うきは産の果物を使ったスイーツをいくつか紹介したい。皆さんも足を運んで、食べ歩きを楽しんではいかが? (渋田祐一)

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