福岡市・天神で進む再開発…

西日本新聞 社会面 重川 英介

 福岡市・天神で進む再開発事業「天神ビッグバン」。2015年からの10年間で30棟のビルを建て替え、街を生まれ変わらせるという。「大げさな…」というのが最初の印象。だが14年ぶりにこのエリアを拠点に働くことになり、思わぬことでその影響の大きさを思い知らされている。

 テナントだけではなく、ビルの谷間のかつて通った店がなくなっているのだ。まさに“ランチ難民”。同僚や先輩が行く店に付いていく日々が続く。店主が高齢だったり、資金力が乏しかったりすれば、新たに店を構えるのは容易ではない。「大爆発」を意味するキャッチフレーズ通りの強いエネルギーで、新陳代謝は確かに進んでいる。

 新しい姿が見えてくるのはまだ先のようだ。気になるのは、街を歩くと大きな企業や店舗の看板が目につくこと。古くからある店も残れるような再開発の実現は、高度利用を目指すその狙いとは矛盾する話だろうか。 (重川英介)

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