決まってるじゃねえか、アイラブ湯平よ 豪雨被災の温泉地に寅さん

西日本新聞 社会面 井中 恵仁

松竹が等身大パネル寄贈

 7月の記録的豪雨で被災した大分県由布市湯布院町の湯平温泉に、人気映画の主人公「寅さん」の等身大パネルが登場した。湯平は第30作「男はつらいよ 花も嵐も寅次郎」(1982年)のロケ地で、パネルは復興を願う映画関係者からの「エール」。旅館経営者らは「先日、最後の行方不明者が見つかった。本当の復興が始まる気がする」と思いを新たにしている。

 豪雨では温泉街を流れる花合野(かごの)川が氾濫し、旅館を経営する家族4人が犠牲に。全20旅館が休業したが、17軒が再開している。

 ロケ地だった縁を大切にする地元関係者が、製作・配給した松竹(東京)に「励ましの言葉をもらえないか」と相談したところ、8月末に届いた。山田洋次監督、出演した沢田研二さん、田中裕子さんらが「寅さんも心配しています。湯平温泉頑張れ!」「日々のお元気を心から祈っています」などと直筆のメッセージを寄せており、多くの人に見てもらおうと、観光案内所に設置した。

 湯平温泉観光協会の麻生幸次会長(51)は「新型コロナウイルスもあり客足が戻らないが、パネルを復興のシンボルとして、前に進んでいきたい」と話している。 (井中恵仁)

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