「頑張ったね」と言える優しさを 小学校でシトラスリボン作り

西日本新聞 ふくおか都市圏版 森 竜太郎

メッセージ添えて地域へ

 新型コロナウイルス感染者や医療従事者への差別、偏見をなくすメッセージを発信する「シトラスリボン」を作る活動を、福岡県須恵町の須恵第二小(831人)の子どもたちが続けている。活動の中心となっている同小運営集会委員会の野添晴委員長(11)は「学校や会社で感染した人が出た時、闘病後に『お帰り』『頑張ったね』と優しく迎えられる地域がいいと思う」と話している。

 活動のきっかけは、一斉登校が再開した6月、校内で手洗いやマスク着用などを呼びかける6年生約60人のボランティアグループが発足したこと。園久惠校長が「活動のお礼に」と同月末、自ら手作りしたシトラスリボンをプレゼント。その後、グループの一員で運営集会委員の大西美紘さん(12)が、委員会として活動を全校に広げることを提案した。

 5、6年生25人の委員は今月から手分けして、昼休みに各クラスを回ってリボンの作り方を指導。熱心な児童が多い2年生は、毎日のように交代で校長室を訪れリボンを作っている。

 出来上がったリボンはメッセージを添え、見守り活動を続ける地域の高齢者、父母や家族に渡したり、自分のランドセルや名札に付けたりしているという。

 委員会では、10月9日の前期終業式までに831個のリボンを作り、終業式当日に全校児童に渡す予定だ。大西さんは「シトラスリボン運動を、もっと地域に広げていきたい」と意欲的だ。 (森竜太郎)

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