「歴史スポット散策システム」4市町が開発 お薦め探訪ルートも紹介

西日本新聞 佐賀版 荒木 達也

鳥栖、基山と久留米、小郡県境越え248カ所

 佐賀県鳥栖市と基山町、福岡県久留米市と小郡市の史跡などを紹介し、探訪ルートをパソコンやスマートフォンなどで検索できる「筑後川流域クロスロード歴史スポット散策システム」が現在公開中だ。鳥栖市の国史跡「勝尾城(かつのおじょう)筑紫氏遺跡」など4市町が情報提供した248カ所の写真や地図、説明文を掲載している。公開は11月末までの予定。

 行政の垣根を越えた歴史資源の一体的な活用を目的に、4市町でつくる筑後川流域クロスロード協議会が福岡大工学部の協力を受け2016年度から開発に取り組み、今年3月から公開した。19年度で4年間の事業期間が終わり、本年度は同大大学院の学生たちが管理運営。工学部の広重法道助教は「学生が自治体と一緒に地域の課題解決に取り組むことで、スキルアップにつながった」と語る。

 歴史スポットは遺跡や城、祭りなどカテゴリーごとに検索できる。地図には西鉄やコミュニティーバスの停留所を示すアイコンも表示。利用者の「人気スポット」コーナーもあり、小郡市指定有形文化財の「旧松崎旅籠(はたご)油屋」などが上位にランキングされている。

 国指定特別史跡の基肄(きい)城跡(基山町)や、国指定史跡の筑後国府跡(久留米市)を巡る「古代の国づくり」などおすすめルートも紹介。利用者が選んだスポット間の経路を検索できる「マイルート」機能もある。

 「隣県の史跡を知らない人も多く、県境を越えた歴史散策が増えたら」と小郡市教育委員会の担当者。大学院2年の高橋司さん(27)は「スポットの紹介も詳しく、おすすめルートも便利。実際に行ってみたくなるシステムになった」と話していた。 (荒木達也)

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