「若松エール」19日発売 地元でホップ生産「環境に関心を」

 ビールの味の鍵になるホップを地元で栽培した「HIBIKI FRESH HOPS 若松エール」の一般販売が19日から始まる。北九州市若松区の自然学習拠点「響灘ビオトープ」での栽培をきっかけに、商品化が実現。企画した「響灘ホップの会」は、ホップ栽培を通じて環境問題に関心を向けてもらう取り組みも考えている。

 ビオトープでの栽培は、暑さをしのぐ緑のカーテンとして始まった。ホップは涼しい気候で育つ植物で、九州の暑い気候はあまり適さないとされるが、ビールの原料成分を含む毬花(まりばな)がなったことから、まちづくりに取り組むNPO法人や農家、酒販店などが昨年末に同会を結成。今春からビール造りに向けた栽培を市内各地で始めた。

 ホップはビールの苦みや香りのもとになる。今回は、香り付けに使う分を8月に収穫した8キロで賄った。醸造した門司港レトロビール(門司区)によると、コクのある味わいとフルーティーな香りが特徴で「口に含んだ後の爽やかさは生ホップならでは」と、手応えを感じているという。

 今後は、希望者にホップの苗を育ててもらうアイデアもある。会長のデワンカー・バート北九州市立大教授(54)は「多くの人が関われるようにし、環境問題を考える機会にしたい」と抱負を語った。

 販売本数は約4千本。1本330ミリリットル入りで、税込み550円。門司区の門司港地ビール工房、地酒処田村本店、シマダ酒店と若松区のみつばや酒店、産地直送市場「海と大地」の5店舗で取り扱うほか、市内のイベントでも販売する。

(古瀬哲裕)

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